400万円で購入した山を“出禁”にされたYouTuber、2カ月かけ山を取り戻す
400万円で購入した山に“出禁”になる
CABHEYとは、バイクとキャンプの動画を中心に投稿しているアウトドアYouTuberです。
昨年3月、CABHEYは400万円で“山”を購入したと報告しました。ところが同年8月、山の近くの民家に住んでいる高齢男性がやってきて「誰に断って来とんねん」「車で道塞いだろか!」などと言われ、山を追い出されてしまったことを明かしました。CABHEYによると、この山は不動産業者からキャンプ用地として紹介されたといい、近隣住民への挨拶も済ませていたとのこと。下見の際には、麓の集落に人を立たせ、声や騒音が届かないか確認もしていたといいます。
クレームをつけてきた男性は、「日本国旗がプリントされた、ちょっと思想強めのバン」に乗っていたり「街○車の自慢話」をしていたことから、CABHEYは「法的措置を取るにも相手は法律のグレーゾーンで嫌がらせするプロの団体なので、身バレのリスクを懸念して泣き寝入りになるかも」とコメント。購入した山に入れなくなったため、山の企画を終了すると発表していました。
入口を2つに増やすことで“山問題”を解決
今月27日、CABHEYはYouTubeチャンネルを更新。自身の山に“出禁”状態となっていたCABHEYですが、この2カ月で山を取り戻すことに成功したと報告します。チャンネルを更新するのはおよそ3カ月ぶりですが、山を取り戻すのに思ったよりも時間がかかったため更新ができなかったようです。
CABHEYの所有地は、山の麓から尾根までと決まっているそう。反対側は別の人の土地だそうですが、所有者に交渉したところ、共用私道を作ってくれたのだとか。遠回りにはなりますが、CABHEYはクレームを入れてきた男性の家付近に近寄ることなく、山に辿り着くことができます。
CABHEYは「これでついにね、うちの山問題も解決」と発言。高齢男性から理不尽なことを言われたCABHEYですが、「分かるんだよね、ちょっと」と男性の気持ちに理解も示します。集落の最果てに住んでいる男性にとって、「『これ以上先に人は住んでないだろうな』って」「その先に、自分の知らない人間が行き来してるっていうのって」「怖いと思うんだよ」とCABHEYは思いを巡らせ、報復行動をとることなく今回の対応を決めたそう。CABHEYは「傷つくもんは俺の筋肉と財布だけだし」と、懐の深さも見せました。
この2カ月間は「バレないように朝から来たときもあった」と苦労を明かしたCABHEY。男性との話し合いには終始親しげにするよう努めたといいますが、それに対し男性は恫喝してきたのだとか。CABHEYは「自分のところの団体の名前を語って、オラつくっていうのはね、最高にダサい」と振り返りました。
コメント欄では「この時をどれだけ待ち望んだことか」「変な人たちに負けずに頑張ってください」「しばらく動画上がらなかったのはそういう訳だったんですね~>いろんな手続き、法的問題もクリア、そして何より筋肉を総動員 スタッフの皆さんも本当にお疲れさまでした」など、問題解決を喜ぶ声が上がりました。